2017年 05月 17日
生駒山宝山寺 |

歓喜天は大聖歓喜大自在天ともよばれ、元はヒンドゥー教のガネーシャが起源である。ヒンドゥー教最高神の一柱であるシヴァ神を父に持ち、シヴァ軍勢の総帥を務めた。ヒンドゥー教から仏教に取り入れられ、仏教を守護し財運と福運をもたらす天部の神となった。
この歓喜天が祀られて以来、江戸時代には宝山寺は商売の神様として大阪商人の信仰を集めた。京都の皇室や江戸の徳川幕府からの祈願もあったという。








商売を始める際に歓喜天に祈願し、その後商売はとてつもなく繁盛したであろうことは想像に難くない。





「本当にありがたいご利益を授かれるお寺なんですね!」とご住職に問いかけてみた。ご住職は、「いやいや、ハワイ旅行が当たりますようにとお願いしても、まず叶うことはないでしょう」と続けて、「望みが叶うのは、すべて並々ならぬ努力と精進があったからですよ」「仏さんも少しは応援したかもしれませんがね!」
奥の院から階段を降りながら感じた。本当に素晴らしい、「仏様の住むお寺」であると。









by 正京 ▲
by brad_miskell
| 2017-05-17 19:47
| 旅