2020年 06月 30日
スロベニアとクロアチアの旅 その3(ドゥブロヴニク) |

ドゥブロヴニク
ザグレブ空港からドゥブロヴニクまでは、わずか55分。昼過ぎにはドゥブロヴニクに到着。
ホテルは旧市街のすぐ東の海岸線にあるHotel Excelsior Dubrovnik。英国女王エリザベス二世も宿泊したという。部屋のテラスから見える城壁と旧市街の美しさは、ため息ものだ!



ホテルで少しくつろいだ後は、旧市街入り口の一つピレ門の前の広場に面するレストランNautikaへ。旧市街とアドリア海を見下ろせるロケーション。少しおしゃれをして、二階のピアノのある大きな部屋のテーブル席。
一品目はメチャクチャうまいソースといただくグリッシーニ。二品目の前菜のマグロのタルタルは、初めてのおいしさ!小さな目が、かなり大きくなっちゃいました!ブルスケッタの後、これがまた凝ったメチャウマの一品。スズキのタタキの周りに緑のハーブソース。そこへ熱々の特製ブイヨンスープを注ぐのである。見ているだけでもよだれものですが、、、これはもう筆舌に尽くせないうまさ!メインは二皿。一つ目はミディアムレアで焼いたマグロのフィレをごぼうペーストでいただくのである。この料理はアドリア海の宝と言っていい!二品目は仔牛のフィレのロースト。これまた最高のお肉であることは違いないが、また火のとおり方がメチャクチャ最高なのである。
料理ごとにワインを選んでくれるが、最高の料理に上機嫌になっており、いささか飲みすぎてしまった。デザートは、スイートワインゼリーとオレンジクリームのミルフィーユだが、残念ながら僕はあまり覚えていない。由美子の話では、これも超絶妙のおいしさであったらしい。










朝方4時頃に目覚めてしまいテラスに出てみた。当然外はまだ暗い。旧市街の方角を見て驚愕した!太陽はオレンジ色に輝いているのに、周りは真っ暗なのである!おぉー、これは天変地異に違いない!慌てて由美子を起こした。


一眼レフとスマートフォンで何枚も写真を撮ったが、とってるうちに「あー、なんだこれは月じゃないか」と気づいた。「しかし、こんなオレンジ色の月があるものだろうか?」「天変地異でないにしても、これは奇跡だ」と、また何枚も写真に撮った。写真には肉眼でみたオレンジ色はうまく出ていないが、しばし「なぜオレンジ色なんだろう?」とテラスのベンチで煙草をくゆらせながら考えた。
「そうか!東の水平線のすぐ下には、今にも昇ろうとする太陽がいる。私の目には太陽は見えないが、太陽の光はすでに上空の大気を照らしている。大気中の塵に反射した光は月を照らしている。月に反射した光のうち波長の短い青い光は、塵に当たり乱反射して私の目には届かない。波長の長い赤い光線は乱反射されずに私の目に映っているのである。」「ふむ、ふむ。おいらの頭も捨てたものじゃない」と少し鼻を高くしていたのだが、「なーんだ、夕日が赤いのと同じではないか!」と気づき、やや意気消沈。しかし、「それでは、なぜ、いつも見る月よりも、こんなにも赤く見えるのか?」の問いの答えはまだ見つけていない。
ホテルは旧市街のすぐ東の海岸線にあるHotel Excelsior Dubrovnik。英国女王エリザベス二世も宿泊したという。部屋のテラスから見える城壁と旧市街の美しさは、ため息ものだ!



一品目はメチャクチャうまいソースといただくグリッシーニ。二品目の前菜のマグロのタルタルは、初めてのおいしさ!小さな目が、かなり大きくなっちゃいました!ブルスケッタの後、これがまた凝ったメチャウマの一品。スズキのタタキの周りに緑のハーブソース。そこへ熱々の特製ブイヨンスープを注ぐのである。見ているだけでもよだれものですが、、、これはもう筆舌に尽くせないうまさ!メインは二皿。一つ目はミディアムレアで焼いたマグロのフィレをごぼうペーストでいただくのである。この料理はアドリア海の宝と言っていい!二品目は仔牛のフィレのロースト。これまた最高のお肉であることは違いないが、また火のとおり方がメチャクチャ最高なのである。
料理ごとにワインを選んでくれるが、最高の料理に上機嫌になっており、いささか飲みすぎてしまった。デザートは、スイートワインゼリーとオレンジクリームのミルフィーユだが、残念ながら僕はあまり覚えていない。由美子の話では、これも超絶妙のおいしさであったらしい。












「そうか!東の水平線のすぐ下には、今にも昇ろうとする太陽がいる。私の目には太陽は見えないが、太陽の光はすでに上空の大気を照らしている。大気中の塵に反射した光は月を照らしている。月に反射した光のうち波長の短い青い光は、塵に当たり乱反射して私の目には届かない。波長の長い赤い光線は乱反射されずに私の目に映っているのである。」「ふむ、ふむ。おいらの頭も捨てたものじゃない」と少し鼻を高くしていたのだが、「なーんだ、夕日が赤いのと同じではないか!」と気づき、やや意気消沈。しかし、「それでは、なぜ、いつも見る月よりも、こんなにも赤く見えるのか?」の問いの答えはまだ見つけていない。




朝食の後はロープウェイでスルジ山へ。標高412 mのスルジ山の山頂からは、紺碧のアドリア海に浮かぶドゥブロヴニクの旧市街が一望できる。街をぐるりと囲む堅牢な城壁にぎっしりと詰まったオレンジ色の屋根が、目に痛いほど美しい。なるほど、「アドリア海の真珠」である。イギリスの劇作家バーナード・ショウは、友人にあてた手紙の中で「地上の楽園を見たければ、ドゥブロヴニクへおいでなさい」と書いたそうだ!






教会を出てぶらぶら歩き始めると、通りの両側には銀行・旅行社・ショップやカフェが建ち並ぶ。正面はルジャ広場で、その周囲はスポンザ宮殿や聖ヴラホ教会に囲まれ華やいだ雰囲気。これを右に曲がれば、旧総督邸や大聖堂がある。





かつては海洋独立国家であったドゥブロヴニクが堅牢な城壁に囲まれているわけは、海から見ると頷ける。
ドゥブロヴニクの誕生は614年。西ローマ帝国が崩壊し、難を逃れてきた人々が移り住んだのが始まり。12世紀にはべネチア共和国の支配を受け、13世紀にはハンガリー王国の宗主権下に入り、14世紀にはオスマン朝にも貢納金を納めていた。その後17世紀まで海洋貿易で最盛期を迎えるのであるが、その間には幾多もの大小の戦闘を降り越えてきたのであろう。城壁の傷跡とあちらこちらに見える砦が教えてくれる。





生ガキとアンチョビを頂きながら、ビールでのどを潤した。カキは少し小粒だが、その味と風味はとても濃いい!アンチョビは何でこんなにうまいのか?!


















小エビのサラダと前菜はトウモロコシのムース仕立て・ラタトウイユがけ。メインはカジキマグロとイカのグリル・シーフードリゾット添え、デザートはチョコレートムース・焼いたパイナップル添え。
食事の後は、海に張り出したデッキのバーへ。カクテルを傾けながら、目に入るのは月に照らされたアドリア海。海かぜが、少し酔った体に心地よい。西の方向には、旧市街の煌煌とした明かりがその賑わいを伝えている。








再びヘルシンキ空港
ヘルシンク空港では、関空行きは羽田行きよりも30分ほど早く出発だ。ツアーのお仲間は、私たちがゲートから飛行機に搭乗するのを見届けてくださった!


あとがき
今回の旅行では、はなから大失敗をやってしまった。ツアーの皆様には、ご心配とご迷惑をおかけしたことを陳謝するとともに、にも拘らずやさしく楽しくしていただいたことに感謝いたします。今回の旅も「見どころ満載」、であった。あこがれのドゥブロヴニクは僕の中では五つ星。今度はクロアチアのアドリア海沿岸の街、北からポレチ・ロヴィニィ・リエカ・ザダル・シベニク・スプリット・ドゥブロヴニクそしてモンテネグロのコトルを旅してみる予定だ。少し先になるだろうが、今からとても楽しみだ!

by 正京
by brad_miskell
| 2020-06-30 20:46
| 旅